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2013年7月 8日 (月)

エレクトリックギターソロの事

エレクトリックギターソを始めていつのまにか30年たちました。

CDは今月発売になり今は手売りしています。

30年前にエレクトリックギターソロを始めた時に何をやりたかったかというと、大好きなラベルのダフネスとクロエやドビュッシーの波などを聴いていて感動したいろいろな気持ちと情景を即興で即座に具現化することでした。
同時に当時いろいろ学んでいた事の中で感じたり考えた事や様々な思いなどもリンクしていてそれらの要素がソロの表現に自然と加わりました。

キリスト教の救いと悦びと滅びの感覚。

これは想像の世界であるパラダイスやユートピアにおける優しく平和で愛を感じ満ち足りた幸せな感覚と永遠の滅びに至る破滅感や強迫観念や絶望感などでヨーロッパや日本にもある破滅文学から受ける気分ともリンクしていました。

アジアの宗教感。
インドやチベット密教の音楽にもある持続する低音の中で瞑想状態で自分の内的世界へ入いっていく感覚。

この入り方はソロの初期時代で必ずやっていた好きな表現でした。

現状に対する問題提起。

これはジャズという音楽に対する現状への疑問や問いかけに始まり権威権力に対する疑問や反体制的で政治的な領域にまで広がっていきます。

同時に自分に対する問題提起と常に前に進みたという思いからの自己破壊。そして自己矛盾からの開放。

叫びと爆発と狂気。

いろいろな思いと気持ちが相互にリンクして一つのソロ交響曲となっていきました。

ここに霊的な世界、超能力、ヨガと瞑想、円盤と宇宙人など不思議であり未知の領域に対する夢と精神世界や宇宙的な感覚もどんどん加わっていきました。

当時はジャズという狭い入口から眺めてもなかなか理解されず?マークの連続でこのような思いはいちいち説明する気にもなれず黙っていました。

これらの感覚と思いは結果としてロックがありフリージャズがありアンビエントがありノイズがありトリップがありという全てを飲み込んでいく演奏になりました。

音楽的な説明を求められた時、今では「ビートルズのホワイトアルバムと同じだよ」、みたいな説明をしたりもします。

これはよいと感じたことや感動した事を好きに取り入れて音楽として具現化した時にビートルズと同じだという意味です。

話しはそれますが実は最初のリーダーアルバムであるギターミュージックはホワイトアルバムと同じような曲の並べ方をしています。
様々なタイプの演奏を収録してあり最後から1曲前がフリーで最後の曲がクラッシック的なバラードになっています。

これは当時は言っても理解されないので言わなかった事です。

なお今回のエレクトリックギターソロのCDはジャズだと思って買われたり聴かれたりする方にはお勧めしません。

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コメント

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投稿: Shoomy | 2013年8月 4日 (日) 23時56分

とにかく気に入ってます!、1〜5までの楽章、6素晴らしい後7で余韻で終わる。こんな音楽に出逢える事を幸せに思います。ありがとうございます。音楽と言うより音景と言うべきかな音像でもなんでも。素晴らしいです

投稿: 井上雄介 | 2013年7月17日 (水) 03時52分

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