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2011年9月30日 (金)

是安のこと(9)

初めて是安と演奏したのは26才の時だった。

育ちも人間性も違うけど
自分は19才でいきなりジョージ大塚さんのグループに参加したりプーさん(菊地雅章)の洗礼を受けたり、その後は鈴木勲さんのグループに参加したり。
デビューして数年間は厳しいイビリやシゴキに耐え続けているうちに日々のストレスやプレッシャーで心や身体は壊れかけていた。

いつのまにか以前の無邪気な自分は激減していて時には心を閉ざして自分を守ったり、人と打ち解けるのがしんどくてあまり一緒にすごさないようにもなっていた。

一方是安はというと私より少し遅くデビューして大学時代の先輩たちとそのままのテンションで活動していたみたいだった。
是安との初顔合わせの時ドラムの亀山賢一さんがリーダーだった。
亀山さんは優しくて温厚。
自分が閉ざしてこれ以上傷つかないように守っていた心を開くきっかけになった人だった。

自分も亀山さんとは親しくなっていたけれど、是安は亀山さんと家族じゃないかと思うくらい無邪気にすごしている。
こいつ軽い〜と思わせるくらい楽しそうに喋っていてのびのびして見えて突っ張った感じがまるでない。
まず驚いた。
みな人生は違うけど、へーそうなんだ。
見ていてなんか楽しそうだった。
私は是安を見ていて羨ましくもなり自分も数年前は今より無邪気だったなあと思ったのを覚えている。
仲良くなると無防備で人の心の中に突進してくる是安。

それまで身を削り孤軍奮闘していた自分とは明らかに違う数年間をすごしていたようだった。
この頃から少しづつ自分を取り戻していったけど
、是安は自分にとって自分らしさのお手本だった気がする。
是安にはそんな意味でも心からありがとうだ!

いろんな環境いろんな人生いろんな育ちかたいろんな性格。
面白い。


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コメント

素敵なブログ。泣けます。是安君を紹介してくれてありがとう!世界で一番好きなベーシストでした。私も、自分のブログに彼へのお礼を書いています。暇なときに見てね。

投稿: 多田鏡子 | 2011年9月30日 (金) 15時54分

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