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2010年5月18日 (火)

昨日のインプロ

江古田フライングティーポットにてヨーロッパのクラリネット奏者三人とボイスの蜂谷真紀さんとだった。

一部は彼ら三人の演奏からスタート。
それはインプロではなく譜面に記されたオリジナルだった。
アンサンブルを大切にしたベリースローでピアニシモな世界。
その中で倍音を加えたりしながら協調をくずさずして多少の変化を加えながら同じ世界を30分演奏していた。

これには感心。
さすがヨーロッパ勢。
音楽のためにひたすら誠実に音楽していた感じ。

日本だとこのような静寂が支配し続けながら整然とした世界を演奏し続けるのは少し難しい。

どうしてもエキセントリックでエモーショナルな側面に反応したり面白がったり期待する聴衆が多いいからだ。

残念ながら日本ではまだ静寂とクールな世界の連続は面白くないということになりかねない。
でも僕は彼らの演奏にはとても好感を持った。

次に蜂谷さんとミクロマクロのデュオ。

彼女とは長年一緒にやっていてお互いの成長が常にインプロに反映され続けながら今日に至っている。

昨日も演奏しながらやはりそれを実感。

もうかなりの頻度でいつでもスカッとインプロがやれるのだ。
いつもながらスパッと気持ちよくやり終えた。

二部は全員でのインプロ。
静寂の中でひかえめな音の交換が始まった。
この日のヨーロッパ勢のいいところは各人の音の出入りが実にバランス良く遊びと協調のアンサンブルにたけていた。

本来演奏は四割や六割のひかえめな発散でもいい緊張や集中、いい音の交流ができた時は満ち足りたり充実するものである。

ハジケたり全力で発散するだけがいい音楽とはいえないのだ。

おかげさまで実に気持ちよく楽しむ事ができた気がする。

この日のライブを企画してくれた蜂谷さんには感謝したい。

さあ、木曜日は新宿ピットインでボイスのサガユキとチェロの翠川さんとのインプロだ!

トライベスト!

楽しみだっ!

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コメント

>音楽のためにひたすら誠実に音楽していた感じ。
>日本だとこのような静寂が支配し続けながら整然とした世界を演奏し続けるのは少し難しい。
>どうしてもエキセントリックでエモーショナルな側面に反応したり面白がったり期待する聴衆が多いいからだ


演奏する立場からも、聞く立場からも
最近の自分の課題のひとつであるので・・
感じるところがありました。

投稿: ogino | 2010年5月22日 (土) 20時35分

ほんとに昨日は気持ちよいライヴでしたね。五人が自然に集中して、静かなのにテンションはずっと高いというか。。。
彼らの曲、全ての人に解りやすくないのかもしれないけれど、私もいたく関心したのです。とても深い所にあるけど何か純粋な「想い」を音から感じるようで。聴いていて何故か禅を思ったりもしました。だから様々なインプロのことにしても加藤さんがこの日記に書いていることにもすごく共感してしまうし、ほんとそう思うのです最近...(私はバカだから何故だかはよく解らないけれど)
加藤さんはどんな共演者でもブレないし「自然と」上昇していく人と感じるんですが、そう感じる度に出会えたことに感謝してしまうし、子供みたいに音楽が嬉しくなってしまうのです。だから今日もとても嬉しかったのです。そんなふうに音楽の嬉しさを共有できるのは有り難いことだなと。ちなみに彼らもそうみたいでした。。。帰りの電車でリラックスした子供みたいな顔してました(あ....失礼)
さて休憩おえて次に取りかかります!(笑)

投稿: 蜂谷真紀 | 2010年5月18日 (火) 04時53分

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