« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »

2009年12月

2009年12月30日 (水)

いやはや、バラエティーにとんだ年末だ

二十六日
昼間にアケタの店でフリージャズピアニストの原田さんと人形劇の音を録音。
原田さんから頼まれた時に僕でいいのかなと思ったけど楽しませてもらいました。
ライブじゃない時の原田さん、いつもの追い詰め型の緊迫したテンションではなくて慎重で柔らかい感じだったので、僕は逆にとまどいながらも嬉しかった。

二十七日
四谷ポコタンで生徒との忘年会だった。
集まったのは女性も含めて25人くらい。
それにしても僕の生徒は笑っちゃうくらいユニークな個性の奴ばかりで楽しい。
みんなで交代しながら演奏して遊んだけど、思い思いにフリーなインプロばかりやっていた。
みんな自由でなんかいけてる。

俺いちようジャズギター教えてるんだけどなんでそうなるの?

二十八日
ホットで夜10時まで教えた帰りに前から気になっていた四谷のチェコ料理の店でやっている日本語ボサノバ集会に呼ばれたので覗いてみた。

マスターと柳谷小春さんの弾き語る日本語ボッサを堪能。
なんかとっても嬉しいものがある。
来年は国立の奏でやる中央線不良ボッサ祭に彼の弾き語りも是非参加してもらいたいと思った。

二十九日
国立奏で大ベテランジャズギタリスト中牟礼さんを囲むセッションだった。

今年の中牟礼さんは最後まで気合いの入った絶妙なギターを弾いていたので脱帽だ。
いろんな個性のジャズギタリストが集まって演奏するのもいいもんだ。
緊張感と優しくて和む空気感が気持ちいい。
この日の座長、アルトサックスの宮野仙人、いや宮野住職の音にも毎度ながら脱帽。
遊びに来ていたシューミーもいい歌唄ってた。

これからは脱帽人生も悪くない。

| | コメント (0)

2009年12月27日 (日)

今年最後のモルガーナ実験室

二十五日は今年最後のモルガーナ実験室だった。

モルガーナは国分寺に古くからあるロックのライブハウスでベースのヒゴヒロシさんが二年くらい前から月に一度インプロセッションを行っている。
参加する人は若手から僕らくらいの年代であらゆるジャンルで活動しているインプロ好きが多いい。
このセッションのいいところはあらゆるインプロ表現を受け入れたり楽しむ空気に満ちているところだ。
昔かたぎのフリージャズよりでもなく自由な空気感の中ですでに知っているミュージシャンや新しく出会った連中とジャムる。
毎回素敵なミュージシャンを発見するなど収穫があり決してお金にはならないが楽しんで参加している。

そしてこのような活動を続けているベースのヒゴさんを応援したいと思う。
ヒゴさんはジャズ界ではほとんど知られていないが知る人ぞ知る伝説のパンクロックバンドのベーシスト。
DJ歴やインプロ歴はかなり長い。
どんなフリーもいい感じでプレイできる名人だと思う。

このモルガーナセッションは彼の謙虚で間口の広い音楽性が反映されている。

来年も出れる時は行こうと思う。

頑張って続けてほしいセッションだ。

| | コメント (1)

2009年12月23日 (水)

珍しいことにこの私が二回続けて座長だった

日曜日は国立の奏で中央線ボサノバ集会。
プロもアマチュアも入れ代わり立ち代わり演奏。

音楽は本来プロもアマチュアもない。
好きだから楽しいからやる、集まる、交じる。

この日はこの企画を提案した私が司会進行を任されていてなんだか知らないうちにエネルギーが消耗していた。

奏のマスターは大のブラジル音楽好き。
この日はマスターも特別にジョアン流弾き語りを披露。
マスターと共演した柳家小春さんの歌と三味線、そして日本語ボッサは魅力的で楽しかった。
カッコつけていなくていさぎよいのだ。
まさにこれぞ中央線不良ボッサだ(笑)
守るものなし失うものなし。

火曜日は中野ピグノウズでインプロジャムのホスト。
この日の参加者はジャムるにはちょうどいい人数だった気がする。
自分はこの日はホスト役なので責任重大。

途中でドラムの大沼が来たりベテランフリージャズピアニストの板倉さんも来てジャムに参加。

彼らも若い人と交じりあって自分的には充実した。

ボサノバの日も楽しかったがなぜかインプロの日のほうが皆の交流が自然だったし楽しく通じ合っている気がした。
つまり守りがないのだ。

考えてみるとインプロは曲をやるわけではないので誰でも直で音の会話がすぐにできる。
インプロは台本や青写真がないぶん各々がたくさん表現できるし交じりあえる。

演奏中はできるだけ仕切らないで皆が自然に一緒に終わるような流れでやっていた。
僕の気持ちが通じたのかどのセットもムリなく自然に終わっていたような気がした。
それが自分の好きなやり方だから。

板倉さんも楽しそうだったし後輩ミュージシャンも成長していて嬉しかった。

| | コメント (2)

2009年12月22日 (火)

今年

今年もあと十日たらずで終わろうとしている。

振り返ってみると今年ほどバラエティーにとんだ活動をした年はない。

好きなフリー系は若いミュージシャンを含めいろいろ新しい人とも出会って演奏した。

かなりガットギター主体で活動していたせいかソロギターをやる以外にいろんな歌手とやったりボサノバの演奏も多かった印象がある。

ブラジル音楽は今は名人も増えたからその分野の専門家に任せたい気がする。
自分は好きなボサノバを少々やる程度。
しかも自分のギターは好きにやりたいからわがまま。
時々わがままなギターを弾いている自分に呆れる。
そして自分にとってサンバは大変なのだ。

今年はレコーディングもフリーからラブソングやスゥイング系、そしてポップなものまでユニークだった。
総括すると自分の自由さゆえに支離滅裂でたおれる。
今年もソロ活動以外の誘われたライブはどんなものでも結構楽しんでいるから相変わらず自分から積極的にとは言えない。
人生の流れは自分に原因があったり自分が引き寄せているとはいえ摩訶不思議だ。
自分は時に導きと縁と閃きを感じつつ流されるまま生きているような。

今年も音楽における新たな発見や気付きもあったけどいろいろものにするには時間と気力が必要だ。
自分流にわかるまで待つというのは気長なことだ。
肉体的には目や指の衰えも感じるから今からの人生はここらへんとの折り合いをつけながらやって行くしかないみたいだ。

そして新たな出会いとは感動する事もあるし楽しいものだ。
他人から学ぶ事も多いい。

さて来年はいかなる年になるのやら?

| | コメント (0)

2009年12月18日 (金)

豊橋と名古屋に行ってきた

メンバーはドラムの高木に歌のシューミーとサックスの林栄一殿とサパトスのギター木村さんと私。

ベースのいない変則なコンボで三人でやったり二人でやったり。

それも超スローボッサや超スローバラード。

やっていておもしろい発見をした。

歌のシューミーとサックスの林さんは演奏中同じような表情をしている事が多いい。
つまりシューミーは男の硬派なミュージシャンと同じなのだ。

二人とも演奏中にめったに笑わない。
シューミーは女性だからその分林さんより不良に見えるのが可笑しい。
でもシューミーは声がいい。
でも林さんは音がいい。
そして二人はたまにニコッとするのが恥ずかしげでチャーミング。

今回は林さんともスタンダードのデュオを自由なやり方でできて収穫あり。
宴会でだんだんスイッチの入る林さんが僕は嬉しい。
林栄一さんとは来年そうそう札幌で四回一緒にやるから楽しみ。

ありがたいっす。

| | コメント (1)

2009年12月12日 (土)

潮先さんとサガユキととった音源を聴いてた

最初はリアルな音に一瞬引いてしまう。
リアルな録音だしぶっつけ本番だから自分のいいヶ所もダメなヶ所ももろ出し。
でも何度か聴いているうちにいいなあと感じたり思い出した事がある。

自分はぶっつけ本番に1番価値を置いてそこに豊かさを感じて長年演奏してきたのだ。
そこに守るものなし失うものなし。

そおいえばアケタズディスクの価値観もそんな部分が好きだった。

リハーサルをきちんと積み重ねてアレンジをして完璧を目指したからといっていいものができるとは限らない。
むしろ守りに入ってしまい魅力薄な作品が多いいと感じるくらいた。

録音を聴いているうちにサガユキさんと潮先さんの良さを感じたくさん発見する。

三人が優しい気持ちで歩み寄っている音とぶっつけ本番のクリエイティブさには豊かさを感じた。

サガユキさんの一期一会な正直さと素直さ。
そして一生懸命な姿と長年たたきあげてきた良さ。
潮先さんの謙虚で優しい音。
ひたすらギター音楽を愛して生きてきた音。
ミュージシャンの人生はいろいろ。
とかく激しく生き抜いたり生き抜いているミュージシャンや派手なミュージシャンが評価されがちだけど、潮先さんのようなずっと優しい気持ちと謙虚さをもって生きてきたミュージシャンもいる。
僕のなかでは潮先さんを貴重なベテランとして最高の評価をくだしたい。

この録音がCDになるかは潮先さんしだいだが、自分にとっては十代の頃の夢がかなった貴重な録音だった。

| | コメント (0)

シューミーのスリーデイズ

初日はインプロ猫集会とあってシューミーとつながりのある多くのミュージシャンが集まった。

印象として音や音量バランスをお互いに大切にしあった感じでインプロジャムのわりに勢い任せに走ることなくあまりオチャラケずしまりのある快演が続く。
人の演奏を聴く機会もあって学ぶことあり収穫あり。
この日の集会はシューミーのセンスがいい意味で反映していると思った。

二日目はバラードばかりのアコースティックな日だった。
気持ちよい静けさの中で演奏できた。
ぶっつけ本番ながらシューミーのひたすらストイックに歌う姿には頭がさがる。

三日目はシューミーバンドにゲストがコンガの今村さん。
このグループでやるのは久しぶりだった。
このメンバーのアンサンブルとグルーブはどっしりしていて空間があり気持ちいい。

久しぶりに丁寧に取り組めて嬉しかった。
それにしても今村さんのコンガは素晴らしい。
キングコング、いやキングコンガだ!
またしてもひたすらストイックに自分を表現しているシューミーには頭が下がる思いだ。

私も頑張らねば。

| | コメント (0)

2009年12月 8日 (火)

自己叱咤とまだまだまだまだ

自分のギターはまだまだ。
音楽は深い。
当たり前の事の積み重ねがいかに重要か。
普通に弾く事の難しさ。
なにげないプレイの中にある素晴らしさ。
面白い音楽を欲するあまりそれまでの形にハマったジャズを聴いてつまらないと言うのは簡単だ。
ジャズを聴いてテクニックがあって上手いというのも簡単だ。
本気だったり燃えたり魂のこもった演奏に感動するのも当然かもしれないが力まかせ勢い任せの突っ走りや頑張り、面白いアイディアはある意味で伝わりやすくわかりやすいエネルギー。
自分は演奏する側の人間だからいろんな事に甘んじてはいられない。
自分は演奏する人間だから強い気持ちや信念があるからそれでいいってえもんじゃない。
えーい、自分はまだまだ。
リズムも奥が深い。
ノリだって奥が深い。
音色もまだまだ。
全てまだまだ。
えーい、ここでアグラをかくのはまだまだ。

まがいなりにも自分はプロのギタリストなんだからホントにまだまだまだまだ。

年齢が五十過ぎていようとベテランと言われようと上手いと言われようと何かの間違いでだれかさんに大御所などと言われようとそんなの関係ねえ。
全然まだまだ。
だからまだまだまだまだ。
死ぬまでまだまだまだまだ。

| | コメント (0)

たった一度きりの再会

今年の9月5日は吉祥寺のサムタイムで昼にガットギターソロだった。

この日は珍しいことに中学時代の同級生が四人聴きにきてくれて久しぶりに楽しい時間を過ごした。

一週間後にそのうちの一人の同級生が僕のCDを買いたいということでメールのやり取りが始まった。

彼女は歯科医だった。
診療室で患者さんのために僕のCDをかけたいと思うが癒し系のCDはないかということだった。

自分の参加したいろいろなCDの内容を伝えると彼女はその中から三枚のCDを選んで購入してくれた。
診療室で僕のCDをかけては衛生士の人に同級生にギタリストがいると嬉しそうに自慢していたらしい。

彼女とは三週間前にライブ案内の手紙を送ったことがきっかけとなり再びメールにて近況報告しあう。

最近は肩が上がらなくて辛い日々とのことだった。
お互いに五十肩のことなどを話して前向きに乗り切るという話しになる。ただ年内のライブには肩からくる体調のせいで行けそうにないという連絡を受けていた。

二日前、別の同級生から彼女が亡くなったという知らせがあった。

名前を見ると確かに彼女だった。
なにかの間違いでは?
信じられなかった。

それは40年ぶりの一度きりの再会だった。

彼女とは中学一年の時に一緒のクラス。
僕は当時サッカーに夢中だったし照れ臭くて彼女と談笑した記憶もなかった。
40年ぶりに会っても顔を思い出せないくらい中学時代には接触がなかった。

お互いに五十過ぎて楽しく談笑しあえるようになった人生の驚きと喜びを伝えあったばかりだった。

40年ぶりのたった一度の再会。

心から冥福を祈ります。

| | コメント (0)

2009年12月 4日 (金)

昨日は成増の変な店でソロをした。

店の名前はコーヒーJAZZ少々。
日本全国でもベストテンに入るくらいの妖しい飲み屋なのだ。

ここのマスターは愛すべきコアなフリージャズファンで以前はコルトレーンタイムという名前で神楽坂に店を出していた。

店内は人が10人はいれれないくらいの狭さで笑ってしまうくらいごっちゃごちゃ。

マスターとお客さんも含め勝手きままな遠慮ない音楽談議。
思い思いの好き勝手な意見が飛び交い痛快だ。

小生は生ギター一本で好きにやらさせてもらう。

演奏が終わってからも遠慮のない音楽談議に花が咲く。
それが気持ちよいい。
たとえそれが自分と違う見解や好き嫌いだとしても音楽馬鹿同士の潔い会話は爽快だしこっちもやる気になるってーもんだ。

| | コメント (1)

« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »