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2008年11月

2008年11月30日 (日)

イチョウの会話

仕事に向かう車の中から黄色くなりかけたイチョウを眺めていた。

嬉しい気持ちと同時にしばし妄想タイム。

イチョウの言葉が聞こえてきた。
「私たちは今この瞬間に満ち足りています。
この一度のショーで年に一度だけ輝くのです。
あなたたち人間は何回も輝きたくて多くを求めます。
でも私たちはこの一度きりのショーで満ち足りるのです。
これが私たちに与えられた役目であり喜びなんです。
一緒に喜んで下さいね」。

若いイチョウの木の葉が隣の老いたイチョウの木に話しかけます。

「もう僕は我慢できません。早く黄色くなりたいのです」。
老木は答えます。
「もう少し待ちなさい。
堪えるのです。
年に一度きりの至福の時を大切にな」。

車中こうしてイチョウたちの歓喜のざわめきが聞こえてきたようなありがたい妄想タイムでした。

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イチョウのコンサート

秋も深まり冬に手が届く頃になるといよいよ紅葉シーズン到来。

桜の葉の赤が終わりかけた頃になると待ってましたとばかりにイチョウの木が黄色く染まり始める。

これはまさに秋の終わりを告げるイチョウのコンサートだ。

出番を待っていたかのように一斉に黄色くなる姿に毎年心打たれる。

イチョウの木の声が聞こえてくるようだ。

「私たちは順番が来るのをいつかいつかと待ちに待っていました。
さあ、遂に至福の時が来ました。
この瞬間に私たちは至福の喜びとエクスタシーを感じます。
毎年この一度きりのコンサート。
皆さん楽しんで下さい。
私たちは私たちにできる唯一のコンサート。与えられたこの一度のショーをできる事を心から喜んでいます。
私たちの役目はこれで終わりますが黄色くなった葉が落ちたからといって死んでしまうわけではありません」。

イチョウの木のコンサート。
そんな声が聞こえてきたような気がした。

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2008年11月26日 (水)

車中でNOVOと1曲だけ入っているマザーズウォーリーの演奏音源をききまくった

僕が高校時代に横倉さんがレコーディングしたての未発表テイクをオープンリルからカセットにダビングしてくれたテープはその後あまりに聴きすぎて壊れてしまっていた。

今になってまた聴くことができて感無量である。

それにしてもなんと素晴らしい曲の数々。

最後に入っていたマザーズウォーリーの演奏は横倉さんが高校二年か三年の時に
ヤマハライトミュージックコンテストで作編曲賞を受賞した時のものだった。
なんと素晴らしい演奏をしていたのだろう。
彼意外のメンバーは当時高校一年か二年でその後一緒にやったり何かと付き合いもあった連中もいて懐かしいやら感動するやらウルウル。
歌手の杉山さんはたしかそのコンテストで審査員特別賞を受賞したはずである。
アイドル全盛の当時としては高校生ながらジャズっぽくパンチがあって、その天才的な資質に審査員を驚嘆せたと聞いている。
彼女はすぐに芸能界からスカウトされてデビューしたけれど二十歳くらいに突然他界してしまい、とても驚いた思い出がある。
杉山さんからは当時「そのうちジャズを歌う時に伴奏して」なんて言われた事もあり、懐かしい声を聴いて涙が込み上げる。

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2008年11月25日 (火)

五日間の個展ライブ、そして横倉裕さんの音源

今年は特別なセッションは組まないで最近の活動を中心としたライブだった。
インプロも多く自分がノビノビとやりたい事を全面的にできるセットが中心だったせいもあって充実した五日間だった。
いつもやっているセットがほとんどで連日集中が途切れなかったことが嬉しかった。

五日間に来てくれたお客さんには心からありがとうと言いたい。

最終日にお客さんから僕が中学三年の時に聴いて衝撃を受けた横倉裕の音源をいただいた。
同じ高校で二年先輩だった彼が高校生の時に文化祭で演奏していたマザーズウォーリーというグループを聴いた時に私の感覚に雷が落ちたのだった。
上からの啓示とでもいったらいいのか。この出来事は僕のブラジル音楽の原点だった。

高校三年になった時にNOVOという横倉さんのグループに入る話しがあった。
ジャズの弾けるギタリストを探していた彼に誘われて一度リハーサルに参加したことがある。

NOVOは近々サンタナの前座として武道館でやる予定だった。
しかしリハーサルをした数カ月後に横倉さんは単身渡米してしまいグループもサンタナの前座の話しも消滅してしまった、という思い出がある。

今思うとNOVOという謎のグループは当時としてはレベルが高すぎて、まだ実力のなかった僕にはつとまらなかったと思う。
その懐かしい音源は僕にとっては青春であり大いなる宝物だ。

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2008年11月19日 (水)

明日からナッテルで個展ライブ

ナッテルでの個展ライブは今年で六年目でもう六回目だそう。
嘘〜っ、こりもせずそんなにやってるんだ。

まあ絵を描く気力と衝動があるうちは続けようと思う。

毎年楽しみなのは五日間どんなメンバーでやろうかなとワクワク。

基本的にはいつも一緒にやっている仲間かリーダーでやっているセットは大切にしているけれど好きなミュージシャンやファンとしてのミュージシャンは先輩にも後輩にもたくさんいる。
アケタ仲間や渋さ仲間ともやりたいしノンジャンル系でであったやつ、ブラジル好きインプロ好き、あげたらキリがない。

そんな中今年はここ一年一緒にやっている仲間を中心に組んでみた。

時には新しいミュージシャン交流の拡張も好きだけど、いつも一緒にやってるセットもリニューアルせずにずっとやって行けたらなと思う。

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2008年11月16日 (日)

個展ライブのお知らせ

11月20日(木)〜24日(月)
入谷ナッテルハウス
03-3847-2113
開演PM8時〜

20日(木曜)
CONCRETUS
小太刀のばら(P)
宮野裕司(S)
加藤崇之(G)
去年から時おり集まっては音の交流をはかっているグループ。
曲中心です。

21日(金曜)
エレクトリック渦
加藤崇之(G)
SHOOMY(Key)
つのだ健(Ds)

エレクトリックなフリーインプロビゼーション。
長年ゆるやかに実験しながら続けているセット。

22日(土曜)
ミクロマクロ
蜂谷真紀(VOICE)
加藤崇之(G)

アコースティックなフリーインプロビゼーション。今年二人のデュオCDが発売されました。

23日(日曜)
加藤崇之(G)ソロ

20代終わりから続けているギターソロ。
エレクトリックギターによるフリーインプロビゼーションかガットギターによる曲の演奏。

24日(月曜)
夢デュオ
SHOOMY(Vo)
加藤崇之(G)
ゲスト
是安則克(B)

自分の理想とする歌手との世界を探し求めて以来このコンビは20年以上実験中。

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2008年11月12日 (水)

障害者の絵

日曜日に障害者の施設で演奏した時のことである。
その時に施設の方からいただいたポストカードの絵に驚いた。

とにかく素晴らしいの一言につきる。
施設の障害者がみんなして描いた絵は、もはやはじけるとか自由を通り越していて天才的と言っていい。

今ナッテルでの個展のために絵を描いているけど、こりゃあ太刀打ちできないなあと思った。

彼らの絵は素晴らしかった。

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2008年11月10日 (月)

久しぶりの厳格三重奏

土曜日は僕にとっては異国の渋谷で久しぶりの厳格三重奏だった。

ベースは渋さのリーダーである不破大輔でドラムは元渋さの大沼志郎。

このトリオは一年か二年に一度のペースながら、もう十年以上あるようなないような。

誰がリーダーというわけでもなく各自が思い思いのインプロを繰り広げるわけだけど、相手が気心の知れた同じ世代の相手だけにいくらでも閃きと思いをぶつけあって暴れる事ができるのだ。

出会いの縁とお互いの長い歴史。

こんな仲間といまだに一緒に音を出し合えることに幸せを感じるとともに感謝したい。

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2008年11月 3日 (月)

今日は蒲郡でソロ!

やっぱり小さい町はいいねえ!
演奏前に行った中華は美味いし街のさびれ具合に味があるねえ。
進化が遅れてるってーのもいいもんだ。
小さい町の小さいバーだけど、好きにやれて嬉しいわい。

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