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2007年5月 7日 (月)

今日感動した事

今日は横浜ファーラウトで大学時代の同級生でもある河原厚子(ボーカル)主催のミニ発表会だった。

歌うのは彼女の生徒たちで、若い娘から年配の女性や男性まで実に幅広い年齢層。 みな緊張しながらも一生懸命歌っていた。

こんな時、伴奏しているといつもとはまた違った感動を覚える事がある。 アマチュアの人たちは歌うことに余裕がない分よけいな雑念がなくいやらしさがないことが多い。 少し上手くなって来ると歌詞にそって表情を造ってみたり、歌や歌詞をメッセージしようとしだすことがある。 実はこれが以外と良くないのだ。 ただ素直にその人らしくそこでその時ありのまま歌うという状態から知らず知らず離れて行っているような気がする。

そんな中で今日、一人の年配の女性の歌う姿に心打たれてしまった。 年の頃は60代であろうか、まだ習い始めて日が浅いのかもしれない。 上手いとか下手という次元ではない。 やっと覚えた歌に懸命にしがみついているといった感じだ。
緊張もしただろうし余裕などまるでない中、かすかな記憶の糸をたよりに歌っているようだった。 なんとかうまくいっていたけれどサビの部分で遂に記憶が飛んでしまった。 「あーおしい、残念」 だけれどまたやりなおし。 始めから歌い直す事になった。 結局なんとか歌い終えてイッケン落着。 横でギターを弾いていて「もっと力になれなかったかな」と少し申し訳ない気持ちにもなった。 そして例の妄想が沸いて来た。

年老いて薄れ行くかすかな記憶。 新しい事をするのもどんなに大変なことか。 歌詞だって覚えるは大変に違いない。 今その一瞬に必死な思いで戦っている。 そして優しい表情。 その姿に少し胸が熱く痛くなりました。

生徒さんたちの今その時その瞬間にそこでただ歌うという姿からは美しい感動と発見があります。 そんな時はその人の歌う歌が上手だろうと下手だろうと関係なくなってしまう事があります。 そんな時は伴奏している私の方が素敵な波長や気持ちをもらっていると思います。 感動とは魂にとり良い栄養であり最高の肥やしだと思うのです。

                                                  

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コメント

加藤さんの作品が描かれたテーブルと椅子に座っていた生徒の一人です。もっと作品観てみたいと思って、HPなど検索・拝見していたら、ブログも発見してしまいました。

発表会、すごくエキサイティングな学びの時間でした!ありがとうございました。あのテーブルと椅子で飲食したことも相乗効果でした。(本能掻き乱されました)
今度間近で作品を拝見できる機会がありましたら、ぜひ伺わせてください。

その年配の女性に心を打たれたこと、発表会の中でのその時、とてもステキだと思いました。

投稿: もものおしり | 2007年5月 8日 (火) 08時28分

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